asken テックブログ

askenエンジニアが日々どんなことに取り組み、どんな「学び」を得ているか、よもやま話も織り交ぜつつ綴っていきます。 皆さまにも一緒に学びを楽しんでいただけたら幸いです!

傾聴できてますか?(1on1 / コーチング / 人間関係)

こんにちは、システム部の服巻です。

本ブログを始めるにあたり、始めますの記事を投稿してから早いもので9ヶ月程が経ちました。投稿される記事も増え、その内容も多種多様で楽しみながら読んで頂けるものばかりです。読んで頂いた方の反応をみてもaskenエンジニアの取り組みであったり、メンバーの興味事などを知ってもらえる良い機会になっている様子で嬉しく思っています。

askenの2022年エンジニア組織方針では重要キーワードとして「ともに、学ぶ」があります。詳しくは以下の記事を読んで頂けると嬉しいです!

tech.asken.inc

VUCA時代とも言われる現代において、不確実性が高く正解がない物事をコントロールしていくには学ぶしかないと言うことで、チーム全員で本年度も学びまくっていきます!そして得た学びはメンバーが積極的に投稿してくれると思いますので、引き続き当ブログを楽しみにしていてくださいね!

と、言うわけで今回の投稿では僕自身の最近の学びについて、少し書いてみようと思います。

コーチングを学び始めました

今年に入ってCTIジャパンのコーチングトレーニングに参加し学び始めています。 with コロナになって随分経ちますが、リモートワークの定着によってオンラインでのコミュニケーションが主流となっている現在においては、人と人の関わり方が大きく変わりました。様々なコミュニケーションツールのおかげもあって、決して希薄になったとは思いませんが、今までと違う環境に最適化された向き合い方は必要だと感じていいます。その上で、コーチングを学ぶ事は自身のこれまでの人との関わり方を再認識する機会であって、新たな学びを得る機会でもあり、今の時代にあったより良い関係性を構築できる術になるのではないかと期待しています。

CTIジャパンのトレーニングコースは「基礎コース」「応用コース」「上級コース」とあるのですが、まずは最初に参加した4日間の「基礎コース」の中で「傾聴」について「なぁ〜るほどぉ、たしかに。。。」と感じることがありました。

以下、コーチングという観点で書いていきます。

傾聴とは?

まず傾聴とはどういうことを言うのでしょうか。 精選版 日本国語大辞典には以下のように書かれています。

耳を傾けて一心にきくこと。熱心にきくこと。

とにかく相手の話を聴くことであり、たいていの方が自分は「まぁ、傾聴できてる」と感じるのではないでしょうか? 次に、人事労務用語辞典には以下のように書かれています。

傾聴とは、相手のいうことを否定せず、耳も心も傾けて、相手の話を「聴く」会話の技術を指します。意識すべきなのは、相手に共感し、信頼していると示すこと。

傾聴は会話の技術とあり、その内容も具体的になっていますが少しハードルが上がった感じがしませんか?ここで共通している部分は「心」から相手の話に耳を傾けて聴く事がポイントになっています。少しハードルが高くなった感覚は、聴くことはできてるが心はどうだろう?って感じたからだと僕は思います。

傾聴の3つのレベル

CTIのトレーニングでは、傾聴はコーチングにおいて最も重要な要素であり、3つのレベルがあると説明されています。(これはCTIが出版しているコーチングバイブルにも書かれています)

  • レベル1:内的傾聴
  • レベル2:集中的傾聴
  • レベル3:全方位的傾聴

レベルと聞くとドラクエのように熟練の段階をイメージすると思いますが、ここでいうレベルとは段階ではなく、聞き手自身の意識を向ける方向の違いを指しています。

レベル1:内的傾聴

このレベルの傾聴は、自分自身に意識が向いてる状態を指します。便宜上、傾聴と区別されていますが、実際のところ傾聴できていないと言われています。 相手の話を聴いている時に、以下のような事を考える状態になった経験はありませんか?

  • それは◯◯すれば簡単じゃないか
  • 解決に繋がる言葉をかけないとなぁ

これは話を聴いてる風ではあってもあくまで自分が主語になってしまっており、意識の方向が自身の考えや気持ち、解釈に向いていて、相手の話に意識や心が向かっていません。つまり「心から話し手に耳を傾けられていない=傾聴できてるとは言えない」という事になります。

レベル2:集中的傾聴

集中的傾聴は、相手に気持ちが同期している状態をイメージしてもらうと理解がしやすいです。相手の話す内容だけでなく、その言葉の奥にある話し手の感情やビジョン、願いみたいなところまで深く理解しようとする状態です。

  • そう思う根本はなんなのだろう?
  • 話し手の中で何が起こっているのだろう?

このレベルからが本来傾聴と言われる技術になってくるそうです。

レベル3:全方位的傾聴

全方位的傾聴とは、話し手と自身を含め、その場の空気を五感全てを使って読める状態を指すようです。この状態では話し手の声のトーンや話す速さ、ちょっとした表情の変化であったり、部屋の室温や全体の雰囲気なども敏感に感じ取ってそれが何を意味しているのか理解できているそうです。(レベル3の傾聴は、環境的傾聴とも呼ばれるそうです)

またこの状態で傾聴ができていると「直感」が働く特徴もあるそうです。コーチングでは直感は非常に重要な要素で、直感から発展するコミュニケーションによって新たな気付きに繋がるケースは多々あると感じています。 なお、レベル3の傾聴は、一般には普段の生活の中で接することのない状態であり、意識して訓練する必要があります。

上記の3つのレベルにおいて、話し手はコーチングの中で自分自身の事を深く探求していく状態にあることが良いとされるため、レベル1の内的傾聴にあるべきです。一方、コーチはレベル2、レベル3の傾聴を行き来しながら話し手の話を耳と心で理解し共感する事が求められます。コーチングをやっていてもうっかりレベル1の傾聴になってしまうケースは多々あるようですが、レベル1の状態にあることに気がついたコーチは、意識してレベル2、3へ自らを引き戻す必要があります。これは常に意識しておかないとうっかりしちゃいそうですよね。

終わりに

3つの傾聴レベル、如何でしたでしょうか? 僕は役割上、チームメンバーと面談する事があるのですが、傾聴のレベルを知ったとき「ああ、常にレベル1の状態にある事が多いなぁ。。。」と気付かされました。(と言うか反省しました)

傾聴は、相手の話を自分の尺度で理解し聴くのではなく、話し手に興味を持ち、言葉の根っこにある事を理解しようとする事だと思います。そのように話を聴いていると話し手にも「ああ、この人はちゃんと聞いてくれてる」と思ってもらえる事に繋がり、お互いの信頼関係を強くし、より良い関係性が出来上がっていくのだと思います。

さて、傾聴できてますか?笑

お知らせ

askenでは、「ひとびとの明日を今日より健康にする」をミッションとして食事改善アドバイスによるヘルスケアサービスを展開しており、一緒にビジョンに向かって進んでくれる仲間を募集しております。 少しでも興味を持って頂けましたら、お気軽に面談にご応募頂けますと大変嬉しいです!

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