こんにちは、askenテックブログ編集部の平賀です。
日頃はaskenの人事採用を担当しています。
wantedly
現在askenには、約20名のエンジニアが在籍し、様々な経験・技術をもったメンバーが集まり、それぞれの強みを活かしながら日々サービス開発に取り組んでいます。
今回は、あすけんアプリのバックエンドエンジニア達にインタビューしてみました。
(写真左から)
村上 英誉|Hidetaka Murakami
プロダクト開発部長 兼エンジニアリングマネージャー
大手メーカー系SIerにてキャリアをスタート。2023年4月にasken入社。サービスの成長をより加速させるため、プロダクト型組織への変革、システムのリアーキテクチャ、プロセス改善に取り組む。仙台在住。最近バスケを始めた小学生の娘と一緒にバスケを勉強中。
齋藤 栞| Shiori Saito
バックエンドエンジニア
埼玉県出身。1社目は船会社の業務システムの開発、2社目は教育機関向けシステムの開発、askenには2023年12月に入社。入社当初からあすけんアプリのリアーキに携わる。趣味はおいしいものを食べること。最近、近所のお蕎麦屋さんの鴨そばにはまっている。
澤路 寛之| Hiroyuki Sawaji
バックエンドエンジニア テックリード
神奈川県川崎市出身。現在は長崎在住で地方からリモート勤務。あすけんアプリのリアーキテクチャプロジェクト※のリーダーを務め、成功に導いた。プライベートでは2児のパパ。最近は夏の日差しも出てきたので、子供と虫取りに励んでいます。好きな虫はカブトムシです。
(座談会にはリモート参加)
岩間 良浩| Yoshihiro Iwama
バックエンドエンジニア テックリード
宮城県仙台市出身。新卒でSIerへ入社し様々なシステム開発を経験。この度、初めての転職でaskenへジョインし、リアーキやグロースの設計など幅広く担当。この春から中学生になった息子の野球部の応援に行くのが楽しみ。
入江 弘紀| Hironori Irie
バックエンドエンジニア
兵庫県姫路市出身。イリーって呼ばれてますw。新卒でSIerへ入社、その後インターネットサービスプロバイダにて格安スマホ関連のシステム開発に従事し、3月にaskenへジョイン。趣味はランニングで、もうかれこれ10年弱続けていて、年に1回フルマラソンにも参加。最近、改めて数学を勉強中。
平賀 今日はありがとうございます!前回のモバイルエンジニア座談会が「楽しかった!」「シリーズ化したい!」という声を方々からいただきまして、第二弾として今回、バックエンドエンジニア座談会を開催することになりました!パチパチ…
askenにはバックエンドエンジニアが7名在籍していますが、今日は直近のPHPからKotlinへのリアーキテクチャのプロジェクトに関わった4名の皆さんと、コンシューマー事業部副部長の村上さんにご参加いただきました!平賀は非エンジニアなので、本日は村上さんに座談会の進行をお願いしたいと思います! よろしくお願いいたします。
村上 よろしくお願いします!村上です。 今日はバックエンドのメンバーで今後目指していきたいことや、現状の課題や取り組み等を聞いていきたいと思っています。先ほど平賀さんが言っていたように、askenにはバックエンドエンジニアが社員7名、業務委託として参画いただいているエンジニアが4名、計11名が活躍してくれています。
今日の座談会でどんなことを皆で話そうかなと事前に考えてきたのですが、シリーズ化していく、かつ今回はリアーキテクチャの話に触れることが多そうなので、このメンバーを召喚させてもらいました(笑)
平賀 村上さん、ありがとうございます!
普段一緒にお仕事なさることも多いと思うのですが、是非今回はあすけんアプリのバックエンド開発についていろいろお話伺わせて下さい。
村上 では早速ですが、皆さんが普段どんな仕事をしているか教えてください。じゃあ目が合ったのでイリーからw
入江 はい!どうもイリーですw
僕は、あすけんのバックグラウンドの開発をしています。PHPでの開発をKotlinへ段階的に移行する作業を主に担当して、順次進めています。その他、日々ユーザーさんからいただく問い合わせやアラーム等の都度対応などを担当しています。
齋藤 私は入江さんと同じチームで一緒に仕事しています。最近は、あすけんの食事記録の機能の一つ、食事の画像解析回りの移行に関わっています。
バックエンド開発だけではなく、モバイルエンジニアさんとかと一緒に実例マッピングの取り組みにも参加させてもらったりして、日々いろいろなことにチャレンジさせてもらっています。取り組みの記事をテックブログに掲載したので是非こちらご覧くだい^^
岩間 僕は2024年1月に入社して、主にグロースとリアーキを担当しています。加えて、まだあまり開発プロセスとして整っていない部分、例えば品質保証の取り組みなどがありますが、このような現在のシステム開発における課題の洗い出しとそれに対する対応方針を考えたりしています。それから、生成AIのような新しい技術がどんどん出てきますが、そういったものを今後どのように私達の事業に活かしていけるかなど皆と相談しながら進めていたりもして、幅広く活動しています。
澤路 私はこのメンバーだと一番古株ですね。いろいろなサービスに関わってきましたが、直近のプロダクト開発としては、食事記録を「直感的に楽にする」ことを目標に機能開発を進めるチームに属しています。加えて、リアーキテクチャ、モデリングや設計とかもやっていいます!
平賀 皆さん、自己紹介ありがとうございます!
一昨年から開始した既存システムのリアーキテクチャの1stリリースが完了、ついに新機能の開発は新しいアーキテクチャで開発を開始したということで、お疲れさまでした&おめでとうございます!!
村上 そうですね、プロジェクトを主導してくれた澤路さんはじめ、皆で大きな一歩を踏み出せたのは本当にうれしいです。そして今、新規機能は原則的に新アーキテクチャで開発しています。リアーキテクチャ1stリリースに参加したメンバーだけでなく、他のメンバーも新アーキテクチャ上での開発を始めています。
新しいこのチャレンジを通して、成し遂げたいこと、目指したいことは何ですか?
岩間 「プロダクトのグロースに集中できるようにすること」ですね。
変更容易性を高めていくことで仮説検証のサイクルを加速し、ユーザーさんにより価値の大きいサービスを提供できるようにしたいと思っています。
澤路 うんうん、分かります!
今まで(まだ残ってますが)のPHPで開発されたシステムは、約15年くらい前のサービスリリースから当時のエンジニアが創意工夫をする中で、継ぎ足し継ぎ足しでできているシステムなんです。そのため、何か新しい機能を追加するとしても、変更を加えたことによる影響範囲が分からない、どこかで不具合が出るかもしれないという、新規機能の開発がしづらいなどの課題がたくさんありました。なので、これからのことを考えて、今ここで、一度統制が取れた設計で作っていかないといけない。そのために、これまでエンジニア組織ではDDDやオブジェクト指向での開発を進めてきました。
村上 齋藤さんは入社後はリアーキテクチャのプロジェクトを、その後は新規機能開発に携わって、古いシステムと新しいシステムの両方を経験してみてどう感じますか?
齋藤 私はもともとPHPでの開発経験がない中でのリアーキテクチャだったということもあるのですが、既存のコードを読み込んでいくのは大変でしたww
リアーキ後はKotlinでクラスの定義をしっかりしているので読みやすいです!不具合の修正をする際も、PHPだと確認する箇所がたくさんある印象ですが、Kotlinだと不具合が発生している箇所が特定しやすく、その後の改善もしやすいと感じています。これまで開発してくださったエンジニアさんが蓄積したPHPでのソースコードの総量がものすごくて、Kotlinのソースコードとはまだ量が違うということも多少あるとは思いますが(苦笑い)
入江 リアーキを進める過程で、PHPのコードをじっくり読まないといけないと思うんです。ただ、読んで理解した内容をちゃんとKotlinで残すことができる。PHPのコードを解読してそうして残しておけば、これから内容を確認する時にものすごい分かりやすくなる。この作業は大変ですけど、今後のためにもすごく価値があると思いますね。
村上 なるほど、その通りですね。
ちなみにDDDで実証していくにあたって、感じている課題ってあります??
岩間 僕は、抽象的な部分、モデリングの部分とかは難しいと思っていて、もっと勉強していかないといけないと思っています。
澤路 私は7年くらいPHPのコードを書いてきたこともあって、これまでのソースに寄ってしまうところがあります汗。モデリングに関しては個人的な課題ですね。。リアーキもしてきたので、そちらに寄せたいですが、どうしてももともとのソースに寄っちゃう(笑)
入江 分かります。自社だけではなくて、外部の協力してくださっているエンジニアさんに自分の設計したモデルをレビューしてもらったりすると、自分の気づかないところを指摘されて、自分の癖や偏りに気付くことも多いですね。
岩間 そうですね。
既存を理解しようと努めることで、そこに寄ってしまうってのはありますね。その辺は面白いですよね!どうしても引っ張られることがある(笑)たしかに、頭の中をリセットするのは課題かも。
齋藤 自分はまだ設計に時間がかかることが多いです。リアーキテクチャをどんどん進めるためにも、もっとたくさん経験を積んで、スキルを高めたいです!ドメイン駆動設計での開発になりますので、ドメインのクラスにできるだけ業務知識を集中させられるように心がけています。
村上 みんな各々ができていること、これから目指したいことが明確で素晴らしいですね!!システムもどんどん良くなっていると思います。新しいアーキテクチャでの機能開発が進められるようになってから、何本か新機能のリリースや変更も実施してきましたよね!
一方で既存機能のリアーキテクチャも並行して進めていく必要があります。この辺も踏まえて、ズバリ目指す地点までどのくらい進んでいる感じですか?
みんな 10…15%くらいですか!!(笑)
澤路 僕は、あと2~3年の間で100%目指したい!!
会員登録や食事記録などのコアな機能は、今年度に終わらせたいです!(頑張ります)
「食事記録」と一口で言っても、操作性の改善、入力から表示までの速度改善など、いろいろな角度から考えられる課題を優先順位をつけて順番に改善したいですね。
齋藤 私は特にテストに興味があるので、その辺りに注力していきたいと思っています。
社内では勉強会なども定期的に実施していますし、単体テストもしっかり書いていこう!という風土もいいなと思います。専門分野や役割が違うエンジニアと一緒にワークショップを行ったりしているので、積極的に参加したいと思います。
澤路 いいですね!僕も今後は、品質向上の取り組みを進めていきたいです。ただ、単体テストを行うのではなくて、「品質のいい単体テスト」を書いていくことは、僕もとても大事だと思います。 皆でノウハウを共有したり、ワークショップを実施したり、皆で高めあっていくのはすごくいいですよね。
村上 現状の課題や今の状況など、皆さんが感じてることや考えていることがよく分かりました。
そのほか、気になっている技術や日頃考えていることなどを教えてください。
入江 業務ロジックとそれ以外の部分を明確に分けることで、新しいミドルウェアやインフラへの移行が容易になると考えています。
現在の状況では、業務ロジックと使用しているミドルウェアが密接に結びついていて、ミドルウェアを変更する時に業務ロジックに影響を与えずに行うのが難しいんです。この問題を解決することで、ビジネスの範囲が広がって、将来的には内部APIだけでなく外部APIにも対応しやすくなるんじゃないかと期待しています。
岩間 わかる!
今はアプリ向けの機能しか提供していませんが、将来的にはプラットフォームとして社内外で利用できるようにすることも可能になりそうですね。現在もクローラーによるアクセスがありますしAPIを公開したらニーズがありそうw
村上 プラットフォーム化!いいですね。
テック企業を目指す上で、自分たちの秘伝のノウハウを活かして多様なサービスを展開し、それを提供できるようにすることは大事ですよね。例えば、消費者向けにはパーソナライズされたコメントや行動履歴を活用したサービスを提供できるようにしたり、法人向けにはこれらのデータを別の形で提供するなど、多方面での展開が考えられますしね。
岩間 askenビジョンとして、社会のインフラとしての価値を見出していくことを目指していますよね。この目標に向かっていろいろなチャレンジをしていきたいです。
みんな うんうん(同感)!!
平賀 皆さん、ありがとうございます!皆さんの興味があることややりたいことがaskenのビジョンにもつながっている…素敵です。これからあすけんのバックエンド開発をお願いします!
平賀 askenでは皆さんと一緒にサービス作りをしてれるバックエンドエンジニアを大募集中です!転職を検討しているエンジニアさんへ向けて、皆さんからメッセージをお願いいたします。
岩間 エンジニアとしてプロダクト作りに興味がある人がいいと思います。
グロースさせていくことにやりがいを感じる人にはとても良い環境だと思います。あと、設計やリアーキに興味がある人が来てくれたらうれしいです!
澤路 あすけんはとても社会貢献度が高いサービスだと思うので、そういったサービスに関わることに喜びを感じる方や共感してもらえるとよいと思います!
齋藤 私も、ご自身が食事や健康に興味がある方にはぴったりの会社だと思います。
入江 一緒に1000万MAUを目指していきましょう!!!
村上 askenはエンジニアの裁量が大きい環境です。なので、意思があればやりたいことにチャレンジしやすい環境です。また、日々プロダクト、システム、組織の進化を感じることができ、とても刺激があります。
是非、一緒に人々の明日を健康にしていきましょう!
平賀 皆さん、メッセージありがとうございました。前回のモバイルエンジニアの座談会に続いて、今回はバックエンドエンジニアの皆さんのお話を伺いました。リアーキテクチャプロジェクトから、新しい開発環境での新たな取り組みなどの貴重なお話を聞けて良かったです!
今回お話を聞けなかったバックエンドエンジニアさんには次回、参加していただきたいと思います!
引き続きよろしくお願いします!
今日はありがとうございました。澤路さんもリモート参加ありがとうございました!!
5人 ありがとうございました!
askenでは、今年ユーザー1000万人を突破したアプリの開発を支えるバックエンドエンジニアを募集しています。
興味のある方、ぜひお気軽にお話しましょう!