asken テックブログ

askenエンジニアが日々どんなことに取り組み、どんな「学び」を得ているか、よもやま話も織り交ぜつつ綴っていきます。 皆さまにも一緒に学びを楽しんでいただけたら幸いです!

自分たちが求める品質とは何か

はじめに

こんにちは。asken Androidエンジニア兼医療機器品質管理の高津です。

最近はQA勉強会という有志での社内活動でQAについて学び、その結果をワークショップなどで社内に展開しています。

今回は、先日開催した「自分たちが求める品質とは何か」ワークショップについて報告します。

なぜ「自分たちが求める品質とは何か」ワークショップを企画したのか

QA勉強会の活動を通して実現したい理想の一つに「安定した品質でリリースできるようになる」があります。

「安定した品質」とはどんなものなのか、抽象度が高く認識が合わせられていません。

そのため、現時点で自分たちが求める、優先すべき品質とは何かを明確にするためのワークショップを実施しました。

どうやって自分たちが求める品質を明確化したのか

モバイルとバックエンドに分かれて、以下の手順でワークショップを実施しました。

  1. ドメインの関心ごとや重要な要件を洗い出し、優先順位の高いものを絞り込み
    1. の結果に関連する品質と品質特性を明確化
    1. の品質特性の指標や計測方法を策定
  2. アクションの具体化

ワークショップはMiroで行いました。

全員で付箋に書き出してから整理することで、参加はするが見てるだけ、という状態が発生しないので良かったです。

ワークショップ実施結果

ワークショップの結果、何ができたのか

ワークショップを実施した結果、以下の成果を出すことができました。

  • モバイル、バックエンドごとに、自分たちが求める品質とは何かの認識を合わせることができた

残念ながら時間の都合もあり、品質特性の指標や計測方法、アクションの具体化を全て決め切ることはできませんでした。

参加者から「難しかった」「抽象度が高くて大変だった 」というフィードバックがありました。

どのような品質があるのか説明が不足していた感がありますし、ドメインの関心ごとや重要な要件は事前に指定した方が良かったかもしれません。

「システム設計だけでなく、広い視点で品質について話せて良かった」「品質に関する課題と考えていること、メンバー間のギャップを共有できた」というポジティブなフィードバックもありました。

今後どうしたいのか

指標や計測方法を定めて、自分たちの求める品質を客観的に判断できるようになりたいです。

JaSST’24 Tokyoの基調講演で「指標の計測結果からネクストアクションを誰も取っていないなら、計測するべき指標が間違っているかもしれない」とありました。指標の測定を継続するかを判断する際の参考になるかと思います。

PDCAを回していきましょう。

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