はじめに
こんにちは。コンシューマ事業部バックエンドエンジニアの齋藤です。
今回はコンシューマ事業部で行った実例マッピング勉強会について紹介します。
実例マッピングについて
実例マッピングとは、
- ユーザーストーリー
- ルール(=要件)
- ルールに関連する実例
- 疑問
の4種類をそれぞれ異なる色の付箋に書き出し、マッピングしながら関係者が会話を行うことで、ユーザーストーリーのルールを明確にするための会話を短く、強力に生産的にするための方法です。
詳しくは、ぜひ先日 高津が投稿した記事 をご覧ください!
勉強会開催まで
1月にコンシューマ事業部のメンバーの多くが出社する日があったため、品質保証・テスト勉強会メンバー(村上、高津、大澤、齋藤)で品質改善につながるイベントを企画しようということになりました。
イベントを通して目指したい姿としては、以下のような点があがりました。
- チーム全体で(エンジニア以外のメンバーも含めて)、品質を改善する意識をつけていきたい
- 仕様検討時の品質を改善したい
この点を考慮して、医療事業部では利用中ですが、コンシューマ事業部では未経験の実例マッピングの勉強会を行うことになりました。
当日
初開催かつ告知が直前となってしまいましたが、7名のメンバーが参加してくれました!
以下のような流れで行いました。
高津による実例マッピングの紹介プレゼン
- 医療事業部で実際に実例マッピングを実施している高津から、やり方や事例を紹介
参加者全員でのワーク
「体重グラフの表示範囲の上限、下限の決め方を明確にする」をテーマに、実際に実例マッピングをやってみる
(あすけんに実際にある機能だが、今回は既存の仕様は無視してOK)
参加者からの感想
最後に、参加者に感想を書いてもらいました。最初に定めた「イベントを通して目指したい姿」に近づけそうな、嬉しいコメントもいただけました。
現状は開発者一人で後工程になってから具体的な仕様やテストケースを考えることが多いので、より前工程で考慮できるように改善していきたいと思いました。
要件をチームで詰めていく際になんとなくみんなで話すだけでなく、実例マッピングでチームの認識差を効率的に無くしていけると思った ぜひ、チームでやりましょう!
非開発メンバーの方と一緒になって実施することで、ケース漏れや成果物に齟齬が生じることを防げそうと思いました
また、実際にやってみると、最初に実例を出すまでが難しく、以下のような感想もあがりました。
具体的を出すまでに結構時間がかかったので、ヒアリング力と想像力が大事だなと感じました。
具体例を1つ出すまでが ファシリの力必要だと思いました。
エンジニアは実例マッピングのファシリ力も鍛えていきましょう
私の感想
他部署で実施してよかったことを学べるのはとてもありがたく、特に医療事業部での実例や失敗談を伺えたのが勉強になりました。また、私は昨年12月に入社したばかりなので、「来月は出社する人が多い日があるからイベントを実施してみよう!」というフットワークの軽さに驚きました。
振り返り
運営メンバーで振り返りを行いました。
- 全員議論に参加できてよかった
- 目安の時間内でワークが終わった
※補足:運営メンバーでリハーサルを行った際に時間切れとなり、題材を変更していた
- 参加者の感想が好意的だった
などの良かった点があがった一方、
- 参加できる人が少なかった
などの問題点もあがりました。
これらを踏まえて、コンシューマ事業部で「実例マッピングをやってみよう」という状態になる ・最初に挙げていた課題を解決する ために次に何をするかを話しました。「ワークショップ2回目をやってみたい」というのが、次回のアクションとなります!実例マッピングの体験者を増やしたり、ファシリテーションをできる人を増やすことで利用しやすくなるのではないかと考えたためです。Miroという、PCの画面上で共有のボードに付箋をはることができるツールを利用したところ、リモートでも実施できそうということがわかり、開催のハードルは下がりそうです。
積極採用中です
askenではエンジニアを募集しています。 よろしくお願いします。