こんにちは。askenでサーバサイドの開発をしている@hsawajiです。
先日、勉強会として「現場で役立つシステム設計の原則」の著者である、増田亨(@masuda220)さんをお招きしてシステム設計についての講演をしていただきました。 社内のエンジニアと、一緒に開発をしてくれているパートナーの方々に参加者を募り、20名の方に参加しいただくことができました。
今回は勉強会開催までの流れと内容を紹介していきます。
勉強会の目的
まず、勉強会を開催する目的です。 askenのサービスは急激な成長を続けており、それによってユーザやシステムに対する要望が増加しています。今後も成長を続けるためには「より早く」「より安全に」開発をすることが必要になってきています。そのための方法の1つとして「設計」にスポットを当てた勉強会を開催することにしました。
事前勉強会
社内のエンジニアを対象として事前勉強会を開催しました。 事前勉強会は2回開催され「読書会」と「モデリングワークショップ」を行いました。
読書会
ベースとなる知識を得るために、増田さんの著書である「現場で役立つシステム設計の原則」の読書会を行いました。
やり方は
- 1人1章を15分で読む
- Notionに要約と疑問に思ったことなどをまとめる
- 3分で共有する
という方法で、全員が書籍の内容に触れたことのある状態を目指しました。
実際にやってみると、各章の概要が1時間で知れて良かったのはもちろんのこと、 普段見られない各メンバーの読書方法を垣間見ることができて面白かったです。 私が一番驚いたのは読みながら内容をロジックツリーでまとめていく方法でした。
モデリングワークショップ
2回目は、5人程度のチームに分かれ仮想のユースケースを元にドメインモデルを抽出するワークショップを行いました。 各チーム試行錯誤をしながら進めていましたが、実際にやるとなかなか難しく納得の行く結果を得ることができませんでした。実際にやってみたことで参加者の中に色々な疑問点が出てきたので、今後の勉強会で解決できるようにして行こうと思っています。
当日の内容
Zoomを使用しリモート環境で開催させていただきました。前半1時間は増田さんによる講演を行い、後半1時間は質問や疑問点に答えていただきました。
講演は「設計の考え方とやり方」というタイトルで講演をしていただきました。
話していただいたことは「良い設計は悪い設計より変更が楽で安全である」をいうことを基本軸として
の比較をしながら
- 良い設計であることの価値
- 良い設計とはどのようなものか
- なぜそちらの方法を選択するか
ということを、増田さんの考え方と、それに基づいた開発方法、そこにたどり着いた経緯などを含めて説明していただきました。すべての話が一貫して「変更が楽で安全」という部分につながっており「良い設計」に対する解像度がかなり上がりました。
「良い設計」の後には「どの様に設計スキルを向上させるか」の話までしていただき、非常に濃い内容で時間もあっという間に過ぎてしまいました。 最後に行われた質問の時間も、1つ1つ丁寧に答えていただけてとても学びの多い会となりました。
まとめ
今回の勉強会はaskenシステム部として初めて外部講師の方を招いた勉強会になりました。増田さんの「良い設計」に対する考えを聞くことができて、参加者全員が良い刺激になったと思います。
今後は設計に関する実習をしながら設計スキルの向上を目指して定期的に勉強会を開催していきます。今回講演していただいた増田さんには5月まで勉強会に参加していただきアドバイスをしてもらえる事になっています。askenのエンジニアは今後のaskenの成長を支えられるように「より良い設計」を目指して成長を続けて行きます。
増田さんありがとうございました!今後ともよろしくおねがいします。
※当日のキャプチャを取り忘れたので、後日取らせていただきました。
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