こんにちは、askenシステム部 兼 2021年度組織強化委員の 高津 です。
askenシステム部の2022年度方針として co-learning(ともに、学ぶ)を掲げています。
システム部での活動とは別に、1年間かけてasken全社員で学ぶ活動があります。 この活動を推進するグループを組織強化委員会といいます。
今回は、2021年度の組織強化委員会の活動について紹介します。
組織強化委員会
組織強化委員会の目的は(askenのミッション1を達成するために)よい組織作りを推進するです。
その目的を達成するために、1年間ごとにテーマを選んで社員全員で学ぶ機会を用意します。
これまでの組織強化委員会の活動として、2019~2020年度は 学習する組織 を学びました。 学習する組織の次に学ぶテーマとして選ばれたものがクリティカル・シンキングです。
グロービス経営大学院では、クリティカル・シンキングを以下のように定義しています。
クリティカル・シンキングとは、経験や直感だけに頼らず、客観的な視点で分析し、問題を解決する力。客観的な視点で考えた内容を周囲の人に納得感のあるかたちで伝える力
なぜクリティカル・シンキングを学ぶのか
クリティカル・シンキングを学習対象に選んだ理由を以下に列挙します。
- 打ち合わせやアイデア出しの質が改善できる
- クリティカル・シンキングを社内の共通認識にできればチームでの打ち合わせの時間を削減、または質を向上できる
- 個人で検討、アイデア出しする際の品質を改善できる
- 前年までに学んでいた「学習する組織」との親和性が高く、効果的に学べる
- 学ぶために必要な予算と人材が確保できる
- グロービス学び放題という動画学習サービスを用いて、組織強化委員会主宰の社内ワークショップ前にクリティカル・シンキング関連の事前学習を可能とする
- 組織強化委員会のメンバーには追加して書籍を支給し、動画以外でも学べるようにする
- クリティカル・シンキングについて過去に学んだことがあり、相談できるメンバーがいる
- リスクはあるが挑戦する価値がある
- 各自のアウトプットに、誰かがレビュー・フィードバックしないと本当に身に着けるのは難しい
- まずは入門として、概要や用語を把握するまでを目標とする
- 組織強化委員会のメンバーには活動のための負荷が増えてしまう
- 第一言語が日本語ではないメンバーのフォローがどこまでできるか
- グロービス学び放題は英語版も用意されている
- 各自のアウトプットに、誰かがレビュー・フィードバックしないと本当に身に着けるのは難しい
上記を踏まえ、まずは入門として概要を学び、イシューとは何かを意識できる、ピラミッドストラクチャーやロジックツリーなどにチャレンジできる状態となることを目標としました。
今回のBlog執筆にあたり「なぜクリティカル・シンキングを学ぶのか」を整理するために作成したピラミッドストラクチャーは以下になります。
どうやって学んだのか
事前準備として、組織強化委員が書籍「グロービスMBAクリティカル・シンキング」の読み込みとグロービス学び放題の関連動画を視聴しました。
上記をインプットとし、月に1度のペースで勉強会(座学&ワークショップ)を実施しました。
最終回ではそれまでの総まとめとして、以下のようなテンプレートを埋めるワークショップを開催しました。 このテンプレートのおかげで全体の流れを把握できた、と大好評でした。
Slackでロジックツリーやピラミッドストラクチャー等のクリティカル・シンキングの成果物を共有するためのチャンネルを用意しました。実際に作ってみたものを見ることはとても勉強になります。
結果どうなったのか
イシューやMECEといった概念は社内の共通認識となりました。 実際にピラミッドストラクチャーやロジックツリー等をスムーズに作図することはまだまだ難しいですが、イシューは何かを意識するだけでも議論の質が上がっているように感じます。
この点を実感しているメンバーも多く、Slackでもクリティカル・シンキングの効果を喜ぶ発言がありました。
askenには全社的に学びを後押しする文化があります。 この文化を維持・発展していきたいです。
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